COLUMN
黒沢&上田、対談企画【第6回:キーボードについて】

上田: キーボードは、 なにげにこれまでに何人だろう?? 結構メンバーチェンジが多いパートだよね

黒沢: そうだねぇ、競技人口が少ない割に、 よく今まで代わりが見つかってきたよね

上田: 本当に。。これについては周りに助けられてきた部分もあるような気がするなぁ

黒沢: キーボードというかシンセって面白いよね、 音色なんでもありだもん

上田: 確かに。 面白い反面、難しいところでもあるよね。 音色選びのセンスとか。

黒沢: 僕は鍵盤でのライブ経験はないけど、生音が無いってのはある種怖いというか、凄いというか。モニターが聞こえなかったら終わりだよ。

上田: そう。。。それは我々にとっては未経験のところだよね。 あと、手ごたえが無いでしょう? ピアノだったら音が鳴ったときにその振動が指に伝わってくるけど シンセは押した感覚しかないわけで。

黒沢: なるほどね、ほんまもんの機械だからね

上田: うん。そういった意味でもライブでの演奏は環境によって違うから きっと大変だと思う

黒沢: 僕らも職業柄シンセとか鍵盤は良く触るから、 結構サウンドにはこだわってるよね

上田: そのサウンドも本当に個性が出るところだよね。 その人の色が出やすいというかね。 黒さんから貰うデモを聞くと シンセに対するこだわりを本当によく感じる(笑)

黒沢: 僕はキーボードサウンドが好きだから、なるべくキーボードをフィーチャーしたいんだよね

上田: 2ndのキーボードのフィーチャー具合は、1stの比じゃないよねw

黒沢: キーボードは和音を奏でてもギターみたいに濁らないし、複雑なコードを構築するのには絶対不可欠だよ

上田: 確かに。 あと、そのキーボーディストが出す音の雰囲気? これって実はすっごい大事だよね ある部分でパッドで和音を鳴らすか、 それとも歪んだオルガンで鳴らすか、 これだけでイメージが全然違う。

黒沢: いわゆるキーボードは白玉でコード弾いてます、みたいなのはあんま好きじゃないんだよね。 目立たないし、無くても楽曲が成り立っちゃう感じがね。

上田: キーボードもギターと同じような立ち位置で居て欲しいというか、 楽曲に対する演奏の貢献度?

黒沢: うん、バンドってまぁどうしてもギターが音でかいし目立つもんだとは思うんだけど

上田: ことロックに関してはそういう傾向が強いね。

黒沢: 僕はギターの音に飽きてるって事なのか、 競技人口も多いし、 世の中で割と研究されつくしてる楽器だなって感じがするよ。

上田: なるほど、確かに。 実際キーボードの方が奥深いことが多いはずなのに、そこまで深く掘り下げて解説する本とかはあまり知らないなぁ

黒沢: 他の楽器の方が可能性が色々あって面白いと思う

上田: でも、ベースもギターとは同じだと思うよ。変なベースとかもあるけどさ

黒沢: いや、フレットレスだってある種の特徴だし、 6弦でコードみたいの弾く人もいるし、チョッパーやる人やらない人。その時点で個性が出せる

上田: あ~、まぁ確かにそういった個性的な部分はベースの方が強いかもしれない

黒沢: ドラムも変なとこにシンバル置いてみたり、タムの順番変えたり、 足でパーカッションやったり

上田: 確かに!

黒沢: ギターはね、歪んでるか、クリーンかくらいで、 ライトハンドなんかは革命的だとは思うけど。。。 あとはアーミングとかか、でももうそういうのが登場して数十年経ってるから、もう特殊ワザでもないし。

上田: そうだね。もう出尽くした感があるけど

黒沢: かといって、 両手で弾くとか、足で弾くとかは、 曲芸の領域だし(笑)

上田: そうなんだよね。それは演奏とはまた違った世界だ。

〜ひとまず対談企画はここで終了です。また気まぐれでコラムが更新されるかもしれませんので、今後ともお楽しみに...〜

posted by: webmaster @ 2009/04/14, 22:09|
【HP5というスケールについての考察】

先日バンド内で話題に挙がったので、自分が多用するHP5というスケールについて個人的見解と考察をまとめておきます。

まずHP5は「harmonic minor perfect 5th below(なげー)」の略で、要はハーモニックマイナー(和声的短音階)の完全5度下のスケール(音階)、という意味です。長いのでHP5(ヘイチピーファイブ)と呼びますが、これ日本語名というか英語圏ではそう呼ばないらしいです。これについては後で掘り下げるとして、、

AのHP5 と言う事は、(画像はクリックで拡大します)

つまりはAのHP5=Dハーモニックマイナー・スターティングAという言い方も出来るわけですが、この考え方をしていると混乱しますし、このスケールの本質をつかみづらい、と思いました。(Aだっけ、Dだっけ??とかAの5度下は、えーとえーと、Dかな?等)

というわけで、自分はHP5はフリジアンスケールからの派生、と考えた方が自然では?と考えてます。英語ではフリジアン・ドミナントとかスパニッシュ・フリジアンとか呼ばれるらしいです。呼び方は各々自由に好きな呼び方をするとして、考え方としては。。。(画像はクリックで拡大します)

どうでしょうか、フリジアン自体に馴染みが無いとわかりづらいとは思いますが、フリジアンは普通のマイナースケールの2度を半音フラットさせただけのスケール(モード)です。このb2が不気味な感じを演出するので、フリジアンにおける、重要な特徴音です。ここにナチュラル3を足せばHP5(フリジアン・ドミナント)の出来上がり。

上記の考え方場合はフリジアンのm3をM3にしたら、たまたまDハーモニックマイナーをAからスタートしたのと同じ並びになったね、って考え方で、二つは別物、、と考えるのが良いような気がします。
実音は一緒ですが、A HP5(フリジアン・ドミナント・スケール)とDハーモニックマイナーでは I (トニック)が違いますので、解決する音がそれぞれ異なってきます。A7のコードの時にDをロングトーンで伸ばしても全く解決感がありません。

特殊なスケールなので、使いどころは限られますが、変化球がかっこいいと思う人、投げられる球を増やしたい人、は使えば良いと思います。ストレートが投げられないと変化球も生きてこないと思いますので。

音楽は学問では無く、理論は傾向と対策でしか無いので、諸説色々あると思います。各々捉え方はどうであれ、大事なのは最終的に演奏できるようになる事。それで良いと思います。


(2009.04.04 黒沢)

posted by: webmaster @ 2009/04/04, 22:39|
黒沢&上田、対談企画【第5回:ドラムについて】

黒沢: ドラムのキクちゃんがフュージョンドラマーってところが、このバンドサウンドの特徴でもあると思うんだけど

上田: そうだね。こういった音楽をやってると、どうしても引き合いにドリームシアターのマイク・ポートノイの名前が出てくるんだけど、 キクちゃんとマイキーとの接点はほぼ無いよね。

黒沢: そうだね。もちろん知識として聴いたりはしてるけど、プレイとしての影響はほとんど無いね

上田: そう。で、キクちゃんの背景にはフュージョンが流れているから、 バンドサウンド全体も違う感じになる。

黒沢: 彼は菅沼孝三さんに衝撃を受けてドラムを始めたってくらいだからね。

上田: そういった影響からか、キクちゃんもライブではかなり攻撃的なプレイをすることがあるね(笑)

黒沢: そうだ、やっぱりそういう背景から、リハでもライブでもアドリブをたくさん入れてくれるから、やってるほうも楽しいよ

上田: そうそう。でも、実は始めた当初は付いていくのが大変だった(笑)

黒沢: 割とプログレってキメが多いし、フレーズ自体もお決まりで攻める人も多いと思うんだけど、このバンドはライブごとに、その日によって違うから、そこも見所だと思う

上田: それはあるね。 そのドラムのアドリブについて、他のメンバーの熱が上がることもある。 影響力の強いドラミングだよね

黒沢: CDはあくまで、とある日のワンテイクという感じで。

上田: ライブではそこをあえてどう崩してるのかというのも聞き所の一つかなと。

黒沢: 人によっては崩し過ぎとか、歌を大事にとか色々あると思うけど、 逆にこのバンドでは、そういう制約が無いところが良いところだと思ってるよ。

上田: 多分このバンドが全てキメ事ばかりで常に行ってしまってたら、とっくに新鮮な感覚はなくなってるかもしれないね

黒沢: 他の歌ものバックの仕事とかでは、そんな音で遊ぶようなのは御法度だしね。

上田: そうだよね。 むしろ歌をどう引き立たせるかといったことに神経を集中するのが普通でしょう

黒沢: 別に我々にしろキクちゃんにしろ、おとなしい他を立てるプレイを知らないわけじゃないから、そこはあえて声を大にして言っておきたい(笑)テクニカルとか、曲が長いとかは、 基本的にこのバンドのコンセプトみたいなもんで、そういった一般のポップスバンドには無い要素を消しちゃったら、個性も無くなるし。お客さん的にも物足りなくなっちゃうでしょ。 おとなしいプレイは、このバンド以外でのセッションやサポートなんかを見てもらえれば、 弾きまくる、叩きまくるだけのプレイヤーじゃないってのが わかってもらえるかなと。

上田: 確かに。僕らも常に弾きまくり、叩きまくりじゃあ 簡単に腱鞘炎になってしまいます(笑)

黒沢: あと、このバンドでは曲は我々二人で作ってる訳だけど、 いつもそれぞれのパートのアプローチはそれぞれに任せてるよね

上田: そうだね。ある程度二人で作りこんだデモは作ってくるものの、 それを完コピしてほしくてそうしてるわけじゃなく、 参考程度というかね。 だからこそ、それぞれに任せることによって、 そこからまた違った色づけを追加していける。

黒沢: 箇所によっては指定する事はあるけど、 人が変わればアプローチも変わると思うし。 あとは同じ人、同じ曲でも時がたつとプレイも変わったりするしね

上田: それはあるよね。昔の曲でも実はある時期からちょっとフレーズが変わってたりとか、そういう箇所が結構ある。

黒沢: ライブ回数を重ねて行くごとにアレンジが構築されていったりね

上田: そうだね。そこにはバンドの成長、進化といったところが関わってきてると思う

〜第6回へ続く〜

posted by: webmaster @ 2009/04/04, 22:08|
黒沢&上田、対談企画【第4回:ギターについて】

黒沢: この流れだと7弦ギター使うのが当たり前みたいな空気になると思うんだけど。

上田: 確かに

黒沢: そこはあえて6弦にこだわっているんです

上田: そうそう、その6弦に対するこだわりはきっと見に来てくれてるお客さんも気になってる方いるんじゃないかなーと思うんだけど??

黒沢: 実際2本所有してるし、レコーディングでは結構つかってるんだけど、弦が1本多いと、メリットよりデメリットが大きいんですよ。

上田: なるほど。普通に考えると大は小を兼ねる的な感じで、7弦の方がいいじゃん?って思うけど(笑)

黒沢: 割と大は小を兼ねる肯定派なんだけど、やっぱり単音弾いてる時間より、コードを弾いてる時間の方が長いから、そうなるとジャズコードとかで、押さえられなくなるコードがいくつかあるんです。全部パワーコードってのなら問題はないんだけどね。

上田: ここでジャズコードという言葉が出てきたけど、軌道共鳴って自分で言うのもなんだけど、結構コードの扱いはこだわってるよね。

黒沢: ボイシング(和音の重ね方)とか、それに対するメロディとか。

上田: ボイシングって、本当に重要なところだよね。コードの根音をどの高さに置くかだけでも随分印象が変わる。同じコードネームなのに(笑)

黒沢: あと7弦だと親指で6弦を押さえられなくなるから、これによっても押さえられないコードが出て来る。

上田: つまり、分数コードのような響きは七弦だとやりづらい場合があるってことかな?

黒沢: 正に。もっとも、オリジナルの押さえ方を考えればいいのかもしれないけど、やっぱり先人が作って来た奏法ってのは上手くできてるから。でも、1本弦が増えただけでそこまで弾きづらいっていうのは意外とないよ。多弦=難しいって印象があったけど。

上田: 実は僕は今でも超多弦ベースは難しいと思ってる(笑)

黒沢: 超ってことは、11弦とか?(笑)

上田: そうそう(笑)まあ、あんなのベースじゃない!って言われればそれまでだし、実際ベースという楽器からかけ離れてるからね(笑)

黒沢: でも弦1本増えたくらいだと割りとすぐ馴れるでしょ。

上田: ベースの場合で言えば、一本くらいなら大きな変化はないかな。ギターのようにコードを弾くわけではないから。

黒沢: あと7弦でしか出来ないと思われてる事が6弦でも代用出来るという点。しかも代用の方が良かったりする(笑)

上田: あ~~。例えばローBのヘヴィなパワーコードとか?

黒沢: そう。6弦でF#,5弦でBって、パワーコードの展開系で押さえて、それでベースがローB弾いてれば、普通に7弦のパワーコードより音圧が出てたりする。

上田: そうそう、実はその方が音もスッキリしてて実はよかったりするよね

黒沢: しかも指1本で押さえられるから、この手法は便利んでしかも普通の5弦ルートのコードで、6弦もこの手法で押さえて、6本全部鳴らせばかなりのパワーが得られる。逆にこれが7弦だと出来ない(笑)弦が1本余っちゃうからミュートしないと。

上田: そうだね。そういった細かい配慮をしないと、要らない音がブーンとかなってしまう(笑)こういった音楽をあえて6弦で取り組むっていうのも、ある意味一つの特徴ともいえるよね。Dream Theaterの影響から、7弦に流れやすいはずなんだけど。

黒沢: そっちの方が僕にとってはアドバンテージが大きいからね。でも本人も使い分けてる理由がそこだと思うよ。もし7弦のが大は小を兼ねてるってなれば、7弦のみにすると思うし。

上田: 確かにジョン・ペトルーシ氏も曲によって持ち替えたり、チューニングが全く違うギターを使ってる場合もあるしね

黒沢: しかし、持ち替えは色々面倒だ。

上田: 結局ライブでは一番使いやすい楽器を使うのが一番良いのかな。

黒沢: そうそう。

上田: そうなるといつも使ってる楽器が一番良いよね

黒沢: 7弦に対しては割と肯定的だから、家でも触ってるし。レコーディングではよく使ってるよ。

上田: 確かに1stの時代からレコーディングでは7弦が登場してたよね

黒沢: 1曲目のOrbital Resonanceでも使ったし、Proto Scienceでは、Atlantis (phase I)とSeventh。Image in a Mirrorでも中盤で出て来る。Piranhaもたぶんどっかで出て来てると思う

上田: そう考えると、黒さん自身も1stに比べて2ndではより積極的に七弦を使ってるみたいだね

黒沢: 1本目は廉価製品だったけど、2本目にIbanezの7弦を入手したので。レコーディングでは色々使い分けるのが好きだから。

上田: なるほど、より良い七弦を手に入れたのも手伝って、色々使い分けた、、と(笑)

黒沢: です。ちなみにそれって緑色でジョン・ペトルーシモデル風なグラフィックがあるんだけど、あれは前のオーナーが張ったステッカーで、実はあんなモデルは存在しない(笑)

上田: 実際僕もそのギターを見させてもらったけど、かな~~りよく出来てるよね(笑)

黒沢: うむ、実際Ibanezのペトルーシモデルの7弦は市販されてない

上田: あれは確か市販モデルを使ってただけじゃなかったっけ?

黒沢: 正式な型番は忘れちゃったけど普通の7弦RGの塗装をメロンみたいなグリーンに変えて、さらにステッカーを張ったという、かなり凝った事してあるよ。自分じゃそこまでやろうと思わないからある意味レアな物を入手した(笑)

上田: 結構あれを自分で綺麗にやろうと思ったら器用さが問われる、、というか(笑)僕も結構改造とかするの好きなんだけど、大概失敗するので、大人になった今はあまりやらなくなってしまいました(笑)

上田: そういえば、最近黒さん、メインギターである6弦Selvaのサブギターを入手したとか?

黒沢: まさしく。同じモデルの別スペック版でシングルのEMG2つとパッシブのハムが1つという変わったSSHタイプです。もう生産終了してるから、こちらのメーカーもレア。

上田: えー?!パッシブのハムは珍しいな

黒沢: PUレイアウトも珍しくて、センターがリアにくっつくほど寄ってる。和田アキラさんのモデルに近いね。アキラさんモデルはリアの後ろに更にもうひとつEMGシングルがある、SSHS。

上田: ということは、かなりフュージョン的なサウンドも出せる感じか

黒沢: EMGシングルでのカッティングはとても良いです。

上田: 独特のコンプがかったサウンドというか、気持ち良いカッティングサウンドを出るよね。

〜第5回へ続く〜

posted by: webmaster @ 2009/03/28, 00:01|
黒沢&上田、対談企画【第3回:フレットレスについて】

黒沢: もともと4弦のフレットレスはもってたんだよね。

上田: そう、フレットレスとの出会いは四弦からだったね。都内のある楽器屋に行った時に、触ったことが無かったので、ちょっと興味本位で試奏させてもらったのがきっかけだったかな。まあ、その時既にフレットレスの存在くらいは知ってたんだけど。

黒沢: それがCrews?

上田: そう!(笑)触ってしばらくしてから、その場で購入を決意した(笑)

黒沢: すごい(笑)プログレ・フュージョンの中ではフレットレスの認知度って大分あるけど、昔は存在は知ってるって位でかなり特殊な楽器かと思ってたよ。

上田: 確かに(笑)僕も購入した当初はフレットレスに対してかなり特殊な印象を持ってた。こんな楽器が扱えるかどうか心配でもあったし(笑)

黒沢: 実は見た目以上に弾き易いという

上田: そうそうそう。なにげに黒さんもフレットレス所有してるもんね(笑)

黒沢: P-Project!

上田: Yeah!

黒沢: P-Poject最強説。提唱していきたい(笑)

上田: いやー、でも本当に使いやすい楽器を提供してくれる素晴らしいブランドだと思う。って、僕は回しモノではないけど(笑)われわれだけで、相当な数持ってる?

黒沢: 僕はギターx1 ベースx2

上田: 僕ベース三本だ(笑)

黒沢: wao

上田: 本来新品で買えば三本も所有できるような値段じゃないけど、、、

黒沢: 前々からフレットレスをバンドに使おうよって話しはあったんだけど、このバンドでは5弦が必要不可欠だったから。1stの頃はフレッテッドなんだよね

上田: そうそう。あの頃はまだ5弦フレットレスなんてものは持ってなかったからね。四弦はあったけど、楽曲的にも使いどころがなかった。当時はそうおもってた。

黒沢: そう、曲によって持ち変えるってのも非効率だし。

上田: 実際対バン制がほとんどのライブハウスでは二本持っていくのは大変だからねー

黒沢: 本番はともかくリハに2本とかさらに大変だからね。そこで例のtuneのフレットを抜いてもらったと。

上田: そう。実はあのベースのフレットの調子もあまりよくなかったんで、この際だから抜いちゃえ、、ってなかんじで。そして、電気系も調子悪いから交換した

黒沢: もう総入れ替えに近いね。

上田: うん。今残ってるのはネックとボディだけ(笑)

〜第4回へ続く〜

posted by: webmaster @ 2009/03/22, 21:59|
黒沢&上田、対談企画【第2回:ベースについて】

黒沢:ところで、その1stからの流れで思い出したんだけど、フレットレスベースについて語ってみないかい?(笑)

上田:あー、なんでフレットレスベースに変えたの?って?

黒沢:まず多弦が最初かな。5弦はもともと使ってたんだっけ

上田:このバンドを始める前から一本持ってはいたけど、あまり使う機会も多くなかったかな

黒沢:それはtuneの?

上田:いや、最初はIbanezのBTBっていう五弦ベースだったかな。

黒沢:あーそうなんだ、聞いた事あるような気もするけど、知らなかったな

上田:多分軌道共鳴のリハの数回はそれを使ったことあるんだけど、

黒沢:そうだっけ(笑)

上田:うん、すでに調子が悪かったから。 本当に最初だけだから、俺も今まで忘れてた

黒沢:何色だろ、全く記憶ない(笑) それはもう手放したの?

上田:紺色っぽいやつだったかなー。もう随分前に友達に売っちゃったけど。それで、その後にTuneの五弦を買ったんだよね。

黒沢:やっぱ5弦入手した理由はDream Theater?

上田:そうそうそう(笑) 専門学校に通ってた時から、すでにDream Theaterみたいなバンドをやりたいと思ってて

黒沢:そのときってsix degrees...くらいの時だよね

上田:五弦買ったはいいけど、やれる相手が居なかった。そうだね。Glass Prisonの耳コピとかしてたから、ちょうどその時期

黒沢:あれは多弦じゃないと弾けないしね。僕も未だに5弦ベース手にするとあのイントロ弾きたくなるよ。ほんとは6弦だけど。ちなみにTuneを入手した理由は鳴瀬さんだっけ?(笑)

上田:もちろんすでに鳴瀬さんが使ってることは知ってたんだけど、たまたま中古で格安で見つけたから買ったというだけです(笑)

黒沢:なるほど(笑) 良いメーカーだよね。

上田:やっぱりデフォルトの状態はすごいチョッパーに向いたゴリゴリのサウンドだったねー

黒沢:それが今やピカピカのフレットレスベースに変身してるよね

上田:そうなんだよね~。買った当時はフレットレスになるなんて思いもしなかったけど

黒沢:今や重要なバンドカラーだよ

上田:そういっていただけるとありがたいっす(笑)

黒沢:PUも変えてるし大分カスタムしまくってるよね

上田:そうだね。PUに関しては元々付いていたものが調子が悪くて、、、それで交換をしたっていうのもあるかな

黒沢:EMGいいよね。ベースはアクティブが断然好き

上田:EMGって本当に上品で良い音がするよねー

黒沢:ギターの場合ヘビメタ系の人がたくさん使ってるから、ヘビーなイメージがあるんだけど、元々はフュージョン系の人が使ってたからね。スティーブ・ルカサーとか

上田:そうだよね。でもヘビメタでもEMG使ってると綺麗な歪みになってると思うよ

黒沢:実はメサブギーとかも元々フュージョン系に愛されてたメーカーらしいよ

上田:え!それは知らなかった。。。ジョン・ペトルーシもメサブギーを使ってるけど、すごい綺麗なサウンドだよね

黒沢:その時によって若干違うけど、あの人はmark IVっての使ってて、いわゆるあの鉄板のレクチファイヤーとはまた違うみたい。僕もあんま弾いた事無いからわかんないけど、mark IIIあたりを楽器屋で1回弾いた事あるくらい。

上田:なるほどー。ギター素人な僕には大きな違いがわからないが(笑)

黒沢:レクチはスタジオで1、2回あるけど、低音が凄くてビビった。むしろbassのツマミゼロでも良いくらいのノリ

上田:出力が相当でかいのかな~。多分街のリハスタ程度じゃおさまらないくらいかもしれないね

〜第3回へ続く〜

posted by: webmaster @ 2009/03/15, 10:17|
黒沢&上田、対談企画【第1回:音源制作について】

黒沢:まず最初に今回2ndアルバムでもmix担当してもらったわけだけど、ざっくりどうでしたか?

上田:いやー、やっぱり1stとの差別化に苦労しました

黒沢:1stからは大分知識も深まったよね

上田:確かに。あの時は本当に知識なんて何もないし、エフェクターの正しい使い方とかもよくわかってなかったから。今も正しいかわからないけどw

黒沢:元の録り音が良くなったのは大きいよね

上田:それが一番今回の良いポイントだと思うな~

黒沢:昔はライドにマイク立ててたりしたもんね(笑) いらねーよみたいな

上田:やってたね~~(笑) おかげで、変な位相でキンキンやかましい音が(笑) バランス取るのが大変だった

黒沢:確か一番最初作ったデモCDん時はマイク2本でやったんだっけ?

上田:あの時は確か4本かなトップ二つと

黒沢:バスドラとスネアかな

上田:そうそう

黒沢:そのくらいシンプルだと逆にやりすいかもね

上田:多分、今あの時の音源を再ミックスしたら、もうちょっと良い音になると思うよ(笑)

黒沢:あの当時はMTRだったね

上田:KORGの8トラックだっけ?

黒沢:そう、僕が高校生の時買ったKORGのD8だったかな。買ったときは、うわーハードディスクだとか思ったけど

上田:高校生にしてはなかなか高額な買い物だったでしょ~

黒沢:だね、確か中古だったけどウン万円だろうね

上田:ウン万円と言えば、今でも結構悩む金額(笑)

黒沢:確かに(笑)

上田:あれで録音した音の2ミックスを、確か普通のテレビにつなぐようなケーブルでMacに落としてたんだっけ?

黒沢:そうだっけ? 覚えてないけど、でもそうかもしれない(笑)

上田:ははは(笑) 俺もその作業は立ち会ってないからよく知らないんだけど

黒沢:あの時の記憶がないな(笑)

上田:もう四年近く前だよね、確か

黒沢:たぶん、1stの制作はそこそこ覚えてるけど

上田:1stの制作時は、確か、、、デモで録音したトラックを再利用して、もう一度菊ちゃんにドラムを叩いてもらったんだよね

黒沢:あーそうだデモでちょっとよれてたのをガイドにしたから結構大変だったんだよね

上田:そうそう。菊ちゃん相当苦労してた様子だったよね

黒沢:結局全パートもずれちゃうから取り直しって感じであのときはドラム8トラックかな。当時のkeyのshupi君のPC持ってきてもらって

上田:そうそう、8トラックで、、結構荷物が多かったね~

黒沢:そう考えると、僕まだlogic持ってなかった頃だ。OS9の廉価版Cubase時代

上田:あの時はshunpi君のCubaseSXで録音したよね。そうそう、くろさんも元々Cubase使いだった(笑) 

黒沢:全然録音くらいで満足してたけど(笑)

上田:実際録音するには十分だよね、Cubase

黒沢:エフェクターとかギターと同じエフェクトはわかるけど、マスターにコンプじゃなんじゃらとか全く知らなかった

上田:しかも正しい使い方をしないと、うまく作用してくれないから、、よく知らないで使うと、大変なサウンドになるよね

黒沢:でもMTRからシーケンサーに以降したときは超感激だったね。MIDIと波形が同じ軸で鳴るっていうのがね

上田:ああ~~~、そうだよね。実は俺個人でMTRを持ったことが無かったから、感激は薄いけど、、Logicで初めてMIDIと連動させたときは感激した

黒沢:2ndリリース制作前に実は幻の2nd制作があるんだよね(笑)

上田:そうそう。あったね~~。二年くらい前だったかな?

黒沢:そのときは僕のmac使ってドラム10トラックくらいでやった

上田:そうそう。横浜にあるリハスタを八時間ずつ、二日にわけて収録したっけ

黒沢:いや4時間づつだと思う結果的に今回のアルバムの曲のうちMuとHanging以外はそのとき既にあったんだよね

上田:そうそう。大半は既にあったわけだから、すでに二年以上前の曲になるよね

黒沢:形になって良かった(笑)

上田:特に7thは非常に難産だったからねー

黒沢:でもその2曲を追加して曲数的にも、曲調的にもバランスよくなった気がする

上田:そうそう。この最近作られた二曲は、本当にアルバムに必要な曲となったよね。この二つが出来上がってから、曲順は悩まずに決まったし。

黒沢:最終的に今ある2ndではほぼ全部録り直しって感じで、それも結果的に良かったね

上田:そうだね。ミックスもそうだけど、演奏もやっぱり日々進歩してるわけで、二年前とは比べ物にならないんじゃないかな?

黒沢:僕らもまだ発展途上だからね、時間が経つにつれてもっと良く出来るんじゃないかって言うのが絶対あるんだけど、何処かで線引いて形にしてリリースしないとね(笑)

上田:そうそう。妥協ではなくて、線引きだねw その時一番いい状態を保存するという形なのかなー

黒沢:音楽は一生勉強だからねー、ゴールってのはないんだよね。逆にゴール感じちゃったら、そこで終わりだからね

上田:そうだねぇ。ゴール見えてたらきっと努力もしないと思うし、あと、自分が進歩してるっていう実感を感じるのもまた一つの楽しみかなーなんて思ったり。

黒沢:日々修行ということで。

〜第2回へ続く〜

posted by: webmaster @ 2009/03/08, 17:11|
2ndアルバム セルフライナーノーツ

2ndアルバム"Proto Science"の収録楽曲について、両作曲者による自己解析です。制作秘話等が垣間見る事が出来る!かも。


01. MU
読み方はムーです。幻のムー大陸の事です。伝説の古代文明シリーズという事でこのアルバムの作品の中では最後の方に出来ました。制作当初からアルバムの1曲目っぽい曲をというコンセプトで創りました。音楽的には16分音符裏のシンコペーションのリズムを土台にしたのですが、意外とこのバンドでは今までには無かったリズムです。ヘビーなリフに変拍子のユニゾン、と軌道共鳴の代表的なスタイルの楽曲です。(黒沢)

この曲はベース的にもかなりしんどいフレーズが多い曲で、一瞬も気を抜けないスリリングな曲です。実は作りかけの断片を黒さんからいただいた後に、僕の方で閃きがあったので、続きを作っていったのですが、結果的にその僕が作った部分が演奏する際に苦労する箇所になってしまいました。(上田)


02. Atlantis (Phase I)
こちらも伝説の古代文明シリーズで、アトランティス大陸をモチーフにしてます。変拍子をあまり多用せず、曲の長さもコンパクトに明るめの曲、というのが当初のコンセプトですが、中間ではテンポチェンジ(メトリックモジュレーション)を挟み6連高速ユニゾン、とやはり一筋縄ではいかないアレンジに仕上がってしまいました。(黒沢)

アトランティスの隆盛から滅んでいくというストーリーがテーマになっています。Phase Iの方では壮大な雰囲気を出すためにゆったりとしたノリの雰囲気で曲を作りました。 (上田)


03. Atlantis (Phase II)
Phase Iの続編という事で音楽的にもストーリー的にも繋がっています。こちらは変拍子を多用している楽曲で、かなり攻撃的なフレーズが盛りだくさんです。(黒沢)

最初はAtlantisの二部を作るという予定は無かったのですが、一部の最後の長く延びた音からなんとなくシーケンスフレーズを付け足していったところ、イントロが浮かんだのでそのまま作りました。ある程度形がまとまったところで黒さんに渡して完成という形です。結果的にいかつい曲になりました(上田)


04. Image in a Mirror
今回のアルバムの中では一番早くライブで演奏していた曲です。基本的には4拍子なのですが、それぞれのフレーズが不思議な割り方になっているので、なかなかトリッキーな楽曲です。スケールも普通じゃないものを多用して、不思議な世界観を演出しています。(黒沢)

今回アルバムに収録された曲の中でもかなりお気に入りです。一見聞きやすく聞こえる楽曲ですが、結構アレンジ的には深いところまで詰めています。非常に面白いアイディアを取り入れた曲です。(上田)


05. Hanging Garden
1曲目のMUと同時期に出来たこの曲は、いわゆるプログレ呼べるような側面をたくさん持っています。また、中間ではスローテンポなバラード的展開になり、インストだけではなく、ボーカルの見せどころも創られています。(黒沢)

タイトルの通り「バビロンの空中庭園」の様な壮大なイメージで作曲にとりかかったものなのですが、MUとは対照的な楽曲になりました。2ndアルバムの中でも特別ドラマティックな展開のある曲です(上田)


06. Cosmic Shaft
こちらは割とストレートなナンバー。フレットレスベースが全体的に良い効果を出していて、メロディアスなソロも展開しています。そういえば今までフェードアウトのアレンジって無かったな、と思い最後はフェードアウトで終わる事になりました。(黒沢)

1stにはないバラード的な雰囲気を持った楽曲です。音数よりも休符を重要視した形でアレンジした結果こういう風になりました。この曲ではベースソロなんかもちゃっかり披露してたりします。(上田)


07. Seventh
7曲目にふさわしくそのままのタイトルです。イントロの歪んだオルガンはハードのバグからか、偶然で生まれた産物です。ギターは一部7弦ギターも使用してヘビーなリフを奏でています。(黒沢)

難産な曲でした(笑)何度も何度も作り直して、ようやく現在の形になりました。
しかし苦労しただけに、実は僕個人としてはかなり気に入ってしまいました。2ndアルバムの中ではかなり展開の多い複雑な曲なので前作のAncient Skyの様な位置づけとも言えるかもしれません。(上田)


08. Piranha Bytes
最後はインスト曲。今作の中では一番古い曲で、制作当初はバンドで演奏する事を想定していませんでした。全体的にエキゾチックな多国籍なフレーズがたくさん登場します。こちらでもベースソロがあり、フレットレスがとても合っています。(黒沢)

この楽曲はまさに今の段階の演奏技術が全て盛り込まれたとも言えると思います。
アルバム最後を締めくくる楽曲として相応しい雰囲気の楽曲ではないかなと思ってます。バンドでリハーサルを始めたときは皆「本当に弾けるのか??」なんて思ったりもしていましたが。ベースソロでは変わったエフェクトをかけつつ、エキゾチックなフレーズでソロを弾きました。この曲はD.N.A.に続く大作インストですね!(上田)

posted by: webmaster @ 2009/02/05, 00:37|
軌道共鳴の作り方・その2

その1を書いて以来3ヶ月ぶりのコラムです。

その1では楽曲は1stアルバムの1曲目のOrbital Resonanceを黒沢と上田で合作で作って以来、合作という作曲方法が定着しました事をご紹介しました。 つまり現在製作中の2ndアルバムでは8曲中7曲が合作曲です。

合作の手順はまずどちらかが曲のモチーフをコンピューターで打ち込み、作ります。ある程度作った段階で曲の展開に行き詰まったらファイルをインターネットで転送。それを聞いたもう片方がそれにひらめいた展開をくっつけます。また、ここはイマイチ、という箇所は修正して送り返します。すると元ネタを作った方は自分からは産まれない新しいフレーズに別の展開がひらめき、それをくっつけます。

そうやって、何往復か行き来した後に気づけば10分くらいの楽曲が出来上がっている、という仕組みです。

交換日記方式とも言えるこの方式で作っている2ndアルバム。いったいどのような曲が収録されるのでしょうか?? 乞うご期待!

posted by: shin @ 2008/09/21, 16:46|
レコーディング風景

こーんな感じで、収録は着々と進んでいるのであります!

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posted by: shin @ 2008/06/05, 16:42|
軌道共鳴の作り方・その1

複雑怪奇な曲がほとんどですので、よく「10分近い楽曲ですが、誰が作ってるの? どうやって作ってるの?」 と言った質問をたまに御聞きしますので、この場で本人達からもらった情報をちょこっと公開させて頂きます。

作曲はGt黒沢とBa上田が全て行っています。ごく初期の頃はそれぞれ持ち寄るというスタイルでしたが、1stアルバムのバンド名の曲でもあるOrbital Resonance。この楽曲以降は全て完全合作、というスタイルで行っております。1stアルバム収録曲ではOrbital Resonanceと双璧を成す約9分の大作、Ancient Skyも同じく合作です。 そして現在2ndアルバム用に暖めている楽曲(数曲ははライブでは既に演奏されてます)は”全て”合作スタイルで作られています。

合作を行う事に寄ってお互いの中で化学反応が起こり、あれやこれやとやってるうちに10分くらいになってしまうんですね。

では、具体的にどういう風にやり取りを行うのか??

それは次回更新ということで。その2に続く。。。

posted by: shin @ 2008/04/02, 16:39|

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