黒沢ダイスケ|Daisuke Kurosawa Ofiicial Site

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Kiesel Guitars弾き比べ会をやってきました

大分時間が経ってしまいましたがKiesel Guitarsのユーザーさんを集めて弾き比べ会をやってきましたのでご報告。参加者はこちらの皆様。

わたくし黒沢、KieselエンドーサーでメタルバンドVIGILANTEのKaz Horieさん、そしてSekuさん、Ryoさん、かとんげさん、AKAさん。

僕の目的としては、次にオーダーするギターの仕様を決めたい。これです。

どのくらい時間を要するものかさっぱり検討つかなかったので、スタジオを1時間取ってたのですが、時間は足りませんでしたね。そんな中、使い慣れたAX8の全く同じプリセットでかるーくですが、さささっと全部RECしてみました。個体差もあるので当然といえば当然なのですが、驚くほど違いがありましたので、個人的所感を添えてレビューしたいと思います。

*音源はこちら

 

 

■まずは自分のAries。当初から相当ブライトな音をしているなと思っていましたが、今回比べた中でもやはり一番にブライトな音でした。(個人的にはちょっとキンキンしすぎるのでもう少しまろやかな方が好き)
これは恐らく、Zebrawoodという指板のサウンドによるところが大きいのではないかな、と思いました。
他のメーカーではあまり見ない指板なので、サウンドが気になっている方もいると思います。公式サイトには「ローズウッドと似てるサウンド」と書いてありましたが、全然違います(笑)どっちかというとエボニーとかに近いのでは?と思います。
そして明るいサウンドと言われてる木材、Ashのボディに、Mapleトップという組み合わせもブライト+ブライトって感じになってるのかなとも推測。
トップ材は主に見た目重視っぽいですが、サウンド的にもトップ無しより多少硬い音になるそうです。
ピックアップはデフォルトのKiesel Lithium PUはちょっとゲインが低く噛みつくような感じが少なく感じたので、JPモデルのPUに換えてます。

Owner: Daisuke Kurosawa
Model: Aries 6
Neck: 5p (Maple & Black Limba)
Fingerboard: Zebra Wood
Body: Swamp Ash & Flamed Maple Top
Pickups: Dimarzio Liquifire & Crunch Lab
Finish: Aqua Cali Burst
Bridge: Wilkinson Tremolo

 

 

■続いてはKaz HorieさんのAries。(Drop Dなのに気づかず弾いてました)びっくりしたのは、PUがデフォルトなのにゲインが高く、中低域もファットでした。
ハイが暴れてる感じもなく、今回自分の理想に一番近いサウンドだったかもしれません。
ちなみにフレットはステンレスのジャンボフレットなので、これが影響してるのでは?というご意見も。Mahoganyボディのギターは持っていないので、これはオーダー候補入りです。

Owner: Horie
Model: Aries 6
Neck: Maple
Fingerboard: Rose Wood
Body: Mahogany & Flamed Maple Top
Pickups: Kiesel Lithium Pickups
Bridge: Hipshot Fixed

 

 

■続いてRyoさんのAries。こちらは7弦。
サウンドは自分のAriesに近い感じで、ローがもう少しタイトな印象ですね。これはフロイドによる影響もあるかもしれません。AlderボディにEbony指板でフロイドローズ、というのは自分の所持してるCarvin7弦と同じスペックですね。当時はCarvinオリジナルのフロイドライセンスもののブリッジでしたが、現在は純正フロイドローズになってるそうです。
Royal Ebonyという指板は見た目もかっこいいので、個人的には自分のオーダー選択肢のひとつに入れてます。

Owner: Ryo
Model: Aries 7
Neck: 5p (Maple & Mahogany)
Fingerboard: Royal Ebony
Body: Alder
Top: Zebrawood
Pickups: Kiesel Lithium Pickups
Bridge: Floyd Rose
Option: Translucent Moss Green, Clear Gloss Finish

 

 

■次はAKAさんのAries。サウンドはこちらも自分のと、Ryoさんのと、近い感じですね。
もう少しゲインが低い印象なのは換装済みのDuncanのPUによるものでしょうか。仕様としては自分のAriesと一番近いのですが、いちばんの違いはやはり指板。Zebrawood指板は見た目はかっこいいですが、ある程度硬めの音になってしまうのは覚悟しないといけないのかもしれません。
ルックス面で言うと、このフィニッシュは社長のJeff自らが塗装したものらしいです。あとはボディのアッシュが、Antique Ash Treatment(AAT)という特殊仕上げになってます。同じAshでも渋さが大分増しますね。ちなみにこのAATのオプションをつけても+$100です。色々なオプションがありますが、いちいち高くないのもKiesel Guitarsの良心的なところですね。

Owner: AKA
Model: Aries 6
Neck: Maple
Fingerboard: Birdseye Maple
Body: Swamp Ash & Flamed Maple Top
Pickups: Seymour Duncan Sentient & Nazgul
Finish: Red Arctic Finish By Jeff
Bridge: Wilkinson Tremolo
Option: 3 Piece Laminated Body, Antique Ash Treatment

 

 

■ここからはヘッドレスのVaderシリーズ。まずはSekuさんの8弦から。
まず8弦はデフォルトでは27インチスケールです。ぎゅっとしまったローが出る印象ですが、これはBare KnuckleのPUによるものかもしれません。ネックもボディもBlack Limbaとのことでしたが、他のボディ材と比べて特に特殊なサウンドというわけでもなさそうです。
Vaderが発表になってすぐにオーダーした、初期ロットで、ボディトップ材が肘が当たるあたり、カットされてますね。現在のロットではエルボーカットに合わせて、トップ材もベントして(曲げて)くれるのが仕様になっているそうです。
割と予告なくマイナーチェンジをしてくるのもKiesel Guitarsの特徴です。あとこの初期ロットの当時はマルチスケールはやらないよ、と社長が公言していました。その数ヶ月後、マルチスケールがオプションとして採用になったので、Kiesel Guitarsの「やらない」は「いつかやる」なのかも。

Owner: Seek
Model: Vader 8
Neck: Black Limba
Fingerboard: Flamed Maple
Body: Black Limba & Burled Maple Top
Pickups: Bareknuckle Painkiller
Finish: Trans Orange Burst
Bridge: Hipshot Hardtail
Option: No Top Inlay, Med Jumbo Stainless Fret

 

 

■続いてはかとんげさん所有のVader2本。7弦マルチスケール。
デフォルトのPUの為か、ローの出方に関しては今回集まったギターの中ではいちばんおとなしい印象。
マルチスケールは斜頸PUなのであまり交換の選択肢がないのが難点ですね。Kieselのマルチスケールは12フレットあたりが水平ラインなので、ローフレットは結構斜頸がきつく感じましたが、これは慣れの問題ですね。
しかしなんとも妖艶なルックス! Vaderはスルーネックなのでハイフレットの弾きやすさは格別。

Owner: Katonge
Model: Vader 7 (Multi Scale)
Neck: Walnut
Fingerboard: Royal Ebony
Body: Walnut + Burled Maple Top
Pickups: Kiesel Lithium Pickups
Bridge: Hipshot Hardtail

 

 

■最後はかとんげさんのもう1本。6弦Vader(トレモロあり)
Vaderのトレモロも最初は社長の「やらないよ」案件でしたね。
PUは換装済みなので、その影響もあるかもしれませんが、サウンドは中低域がふくよかで個人的にHorieさん所有のモデルの次に好きなサウンドでした。
指板のPale Moon Ebony。これかっこいいですね。セミオーダーである以上、白と黒の混ざり具合がどう出るかは賭けにはなりますが、自分もPale moonでオーダーしてみたい所存です、
Pale Moon Ebonyは一定価格以上(全体で$2000以上)のオーダー時にのみ選択出来るオプションらしいです。公式のFacebookでストックが減っている(2017年9月現在)と書いてあったので、今後オプションとしていつのまにか消えてる可能性もありますね。
ちなみにこのカバー付きのDimarzio PUは追加のザグリ無しでなんとかギリギリ入ったようです。

Owner: Katonge
Model: Vader 6
Neck: Black Limba
Fingerboard: Pale Moon Ebony
Body: Black Limba + 6A Walnut Burl
Pickups: Dimarzio DP103, DP103
Bridge: Hipshot/Kiesel Tremolo System

 

 

というわけで全部で7本比べたわけですが、全然時間が足りなかったのが正直なところです。
しかしながら良いサンプルは取れました。次ご報告を書くときはmy new gear…した後でしょうか。
それではまた。

Photo by Seku & Kuro